2020ニュース:

コロナ感染者の世界的拡大の影響を受けました

2017年からスタートした世界中からの観光客向けの書道体験の提供を Airbnb「エアビーアンドビー」を通して実施し、この収益をNPOとし てベトナム貧困児童への支援活動募金としてきました。しかし訪問者 が数名程度に落ちこんだ関係と入国規制で、12年間継続してきた支援 活動を2020年度は、残念ながら実施できず、来年度へ延期することに なりました。

ベトナム人技能実習生や留学生の遺骨返還を支援

日本に技能実習生や留学生として来たたくさんのベトナムの若者たちが、病気や事故や自殺などで亡くなり、その遺骨が増上寺近くのベトナム人の駆け込み寺として有名な日新窟というお寺に200体以上保管されています。

若者たちは夢を見て来日し、過酷な労働条件の中で頑張り、わずかな給料から借金返済と家族への送金仕送りをしています。最近はコロナ禍の中で困ってついには窃盗を働くベトナム人もかなり出てきています。ベトナムの家族や兄弟たちは遺骨を引き取りたいとかなり思っている現状です。


上記のような若者たちを積極的に支援しているベトナム人の尼僧はタム・チーさんです。

彼女は2019NHKスペシャルのドキュメント番組で紹介され、その名を日本全土で知られる様になりました。このタム・チーさんとコンタクトして、1220日、日曜日の夕に虎ノ門のNPOオフィスへ立ち寄っていただきました。そしてこの遺骨返還活動義援金を現金で手渡すことができました。(写真)この遺骨返還活動支援には、NPOの書道生徒でベトナム系オーストラリア人のアンナさんと義母クックさんも義援金募金に協力してくれました。


タムチーさんは上記の日新窟という増上寺の分寺で12年間住んで支援活動をしてきた方です。現在は埼玉県本庄市の大恩寺住職となり、40名の駆け込んできた若いベトナム人たちの面倒を見て共同生活しています。彼女は大正大学人間学部仏教学科に入学し、その後、国際仏教大学大学院の博士課程を修了しています。


タムチーさんは成田空港から6名のベトナム人を帰国させ、彼らに10名ぶんの遺骨返還をさせた後、NPOオフィスへ立ち寄ってくれました。保護している若いベトナム人4名とともに行動していました。写真のタムチーさんの隣は書道生徒のアンナさん、まわりは保護されて同行しているベトナム人です。


今年はコロナ規制などでベトナム訪問支援ができなかったのですが、ベトナム関連の人道支援が国内でできましたことをご報告いたします。

                                                                            (伊東眞一記、2020.12.25)

アプリ『WEB書道会』をリリースしました。

20201116日、虎ノ門書道教室の生徒でIT企業社長の空野氏が開発した『WEB書道会』というアプリがリリースされました。 WEB上で好きな書道作品を投稿しあったり、昇級・昇段試験にも チャレンジできるサイトです。当のNPO理事長が監修、昇級・昇段 試験課題や添削指導、評価の提供を支援しています。